スリランカニュース

スリランカ国内外で発表されている最新のニュースをいくつか紹介します。スリランカの現状が少しでもお伝えできたらよいなと思います。

スリランカ大統領 強力ライバル出現 再選・支持回復へ経済発展に注力

 スリランカのフォンセカ前軍参謀長は16日、次期大統領選挙への出馬を示唆した。前参謀長は、反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」との内戦を勝利に導き国民的な人気があるが、12日に突然辞任を表明した。内戦終結の余勢を駆って早期大統領選に打って出ようとしていたマヒンダ・ラジャパクサ大統領は、強力なライバルの出現で思惑が外れた。大統領は、国際通貨基金(IMF)の融資で経済復興に努め、人気回復を図ろうとしている。

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 ≪分析≫

 ラジャパクサ大統領は、17日に行われた与党・スリランカ自由党の年次大会で、来年4月の議会と大統領の同日選挙を発表するものとみられていた。しかし、大統領は選挙日程について党幹部と相談すると述べるにとどまった。任期が満了する2011年11月まで大統領選挙が行われない可能性が出てきた。

 ◆大統領の誤算

 ラジャパクサ大統領は05年に権力を掌握して以来、タミル人の分離独立を目指すLTTEの掃討に尽力し、今年5月にLTTEのプラバカラン議長を殺害して組織を壊滅させ、25年以上にわたる内戦を終わらせた。

 政府高官は、歓喜する国民の支持を受けて総選挙で憲法改正が可能となる3分の2以上の議席獲得に自信を示し、ラジャパクサ大統領も任期(6年)を約1年半残しての前倒し大統領選挙に意欲をみせていた。

 現在の憲法では大統領の3選は禁じられているが、与党が圧勝すれば、この制限を撤廃できるからだ。

 内戦勝利の果実を独り占めしようとしていたラジャパクサ大統領に、フォンセカ前参謀長は12日、辞意を伝える手紙を送り、15日に大統領から正式に辞任を認められた。フォンセカ前参謀長は、大統領の実弟、ゴタバヤ・ラジャパクサ国防相とともにLTTE掃討の指揮を執ったが、軍事クーデターを恐れる大統領と対立し、実権のない地位に追いやられたと感じていた。前参謀長には穏健自由主義の野党・統一国民党のウィクラマシンハ党首が接近し、次期大統領候補に出馬を打診した。

 フォンセカ前参謀長が大統領選に立候補すれば、最も恩恵を受けるのは、皮肉なことに少数派タミル人だろう。フォンセカ前参謀長が立候補しなければ、ラジャパクサ大統領は内戦の勝利を背景に、多数派シンハラ人の民族主義に訴えればよかった。ところが、フォンセカ前参謀長が立候補するとなれば、同じ支持基盤を分け合うことになり、大統領はタミル人からも支持を得なければならないからだ。

 ◆農業部門に補助金

 IMFは6日、7月に合意した26億ドル(約2300億円)の融資計画の2回目の支払いとして3億2940億ドルの提供を認めた。スリランカ政府が今年の財政赤字を国内総生産(GDP)の7%に抑え、11年までに財政赤字を5%まで減らすと約束したことを評価したものだ。

 スリランカ中央銀行は18日、政策金利を10.5%から最近5年で最低の9.75%に引き下げた。政府は地方の支持を得ようと、農業部門に手厚い補助金を給付し、公務員の雇用を増やしている。

 マクロ経済は改善しているが、「平和の配当」に国民の期待が高まるなか、野党や労働組合が勢いを増し、政府の汚職や縁故主義への批判と相まって、有権者が投票態度を変えることを政府・与党は恐れている。

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 ≪結論≫

 内戦が終わり、有権者の要求は実利を求めるように変わった。フォンセカ前参謀長が次期大統領候補として現れ、権力バランスも変化した。ラジャパクサ大統領は早期大統領選挙の発表を見送ってフォンセカ前参謀長の挑戦を避けたことで、有権者に優柔不断と思われた。与党は総選挙で改憲に必要な3分の2以上の議席を獲得できる可能性が小さくなった。政府は国民の支持を得るために経済発展と治安維持に力を入れるだろう。
(11月21日・business-i)

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大統領選を前倒しへ 

 スリランカのラジャパクサ大統領は23日、任期を約2年残し大統領選を前倒しして実施することを決めた。同国政府が明らかにした。選挙管理委員会が日程を決定するが、来年1月の公算が大きい。

 大統領の任期は6年で、2011年11月に満了となるが、スリランカの法律では就任から4年を経過すれば大統領が選挙の前倒しを決定できる。

 ラジャパクサ大統領は、反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との25年以上に及ぶ内戦を今年5月に終結させ、高支持率を維持。来年4月の総選挙前に自らの勝利が確実視される大統領選を実施して大統領与党に有利な情勢をつくり出し、総選挙でも与党を勝利させる狙い。

 野党は、LTTEとの戦闘を指揮したフォンセカ前参謀長を統一候補として擁立したい考え。
(11月23日・共同)

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国内避難民の移動許可


 スリランカ政府は21日、今年5月に壊滅した反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との戦闘で発生した数十万人とされる国内避難民に対し、12月1日以降は移動制限を解除し、来年1月末までにすべての国内避難民の再定住を完了させると発表した。

 スリランカ政府は難民キャンプに収容されているタミル人の中にLTTEの残党が潜んでいるなどとして監視を続けてきた。しかし内戦終結から半年たっても避難民の移動を制限し続けることに国連など国際社会が反発しており、制限解除にはこうした批判をかわす狙いがあるとみられる。

 スリランカでは来年4月までに総選挙が予定されており、政府与党が国内避難民対策を国内向けにアピールする意図もある。(11月21日・共同)

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中部州の学校閉鎖

中部州の州知事は19日、新型インフルエンザの感染拡大の危険が
あるとして、学校を臨時休校することを決定した。通常であれば、12月9日
から冬期休暇が始まるが、それを前倒しにした形となった。

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スリランカ参謀長が辞任、大統領選出馬準備か

今年5月に壊滅したスリランカ反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との戦闘を司令官として指揮した同国政府軍のフォンセカ参謀長が12日、辞任した。早ければ来年1月にも実施される大統領選への出馬準備のためとの見方が出ている。

 LTTEとの25年以上に及ぶ戦闘を終結させた現職のラジャパクサ大統領は高い支持率を背景に、任期を2年近く残して大統領選の前倒し実施を計画。大統領選で圧勝した上で、来年4月までに予定される総選挙でも与党の勝利を目指している。

 一方、野党は戦闘の「英雄」として国民の人気が高く、大統領と自らの人事問題をめぐり仲たがいしているフォンセカ氏を、現職に対抗する統一候補にしたい考え。(11月13日・共同)

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